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学校長あいさつ

三国高校のホームページにようこそ

 本校は福井県北部に位置し、日本海を望んでなだらかに広がる丘陵地帯にあります。坂井平野を悠々と流れる九頭竜川が海に注ぎ込む河口には三国湊の市街地が形成され、北前船の寄港地として栄えてきました。また、この地は文人たちからも愛され、本校の校歌は、三国ゆかりの詩人三好達治の手によるものです。
 ・・・朝日に輝く白山の峰よりも気高い心を持ち、慕わしい友と語らい友情を育み、
  穏やかな藍青の海のように深く遠くに思いを馳せる・・・
 詩人の、若者への願いが格調高く語られ、特に、冒頭にある「心高かれ」という言葉は、本校の校訓にもなっています(校歌のページから、是非お聴きください)。

 豊かな自然と歴史文化が息づく町に育まれた本校は、地域とともにある学校として、高い志を持って自律的に行動し、地域や社会の発展に貢献できる人、幸せや希望をもたらすことができる人の育成を目標にしています。
 そのため、地域課題探究の教育プログラムを立ち上げ、総合的な探究の時間等を活用して3年間を見通した活動を行っています。これまで地域組織や自治体等の協力支援をいただき、地域の方々や大学と協働、連携しながら進めてきた探究学習をさらに発展させ、自然や歴史、文化、暮らしなど地域に根ざした資源に、生徒が主体となって新しい価値を見いだし、新しい発想で、地域の人たちと一緒に地域活性化に資するプロジェクトの企画・実践を進めようとしているところです。

 また、生徒の進路実現にも力を入れており、普通科各学年4クラス、学校全体で12クラスの小規模な学校であることをいかし、多様な進路希望に対応するためのカリキュラムを編成し、生徒一人ひとりに応じたきめ細やかな支援をしています。
 部活動も活発に活動しています。とりわけ女子ソフトボール部、ヨット部、吹奏楽部は全国大会出場を果たすなど、めざましい活躍ぶりです。また陸上部の北信越大会進出、かるた部や写真部、書道部などが上位大会進出を果たすなど運動部、文化部ともに積極的に活動し、成果をあげています。

 最後になりますが、本校は今年で創立116年目を迎えます(沿革のページをご参照ください)。
先輩諸氏から引き継いだ伝統の火を守るため、時代の変化に応じた教育のあり方を考え続けてまいります。みなさまにおかれましては、今後とも本校の教育活動に対しご支援とご協力をお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。

 福井県立三国高等学校 校長 木村花栄