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3月21日(木)の午後、武生商工会議所で羽水高校主催の「高校生探究クロスセッション」が行われ、県内10校が集まり、本校からは2年生の4グループが参加しました。この4グループは2月6日に行われた「坂井市への課題解決策提言」発表会で各教室のアドバーザーから優秀賞に選ばれたグル-プです。今回の発表ではポスターセッションの形式で自分たちの探究テーマについてプレゼンしました。他校の生徒や教員の前では緊張してうまく話せるのか心配でしたが、大変落ち着いて発表しており、聴衆と活発なやりとりをしていました。聴衆からは様々な質問が投げかけられ、それに対して一つ一つ丁寧に回答している姿が印象的でした。その後、ワークショップが開かれ、参加者全員が25グループに分かれ、各テーブルで自己紹介をしたり探究について議論したりして、他校の生徒との交流を楽しんでいました。

【地域探究の授業はJKA(競輪)の補助を受けて実施しております】

「三国のイマを盛り上げる」の最終回は三国提灯いとやの小島まりやさんをお迎えして、提灯製作やご自身のキャリアについてお話しいただきました。お店は今年で創業233年ですが、創業当時は雑貨屋さんを営み、小島さんの祖父の代から提灯を専門に製作販売するようになったそうです。提灯作りは分業制のところが多く、いとやさんのように一貫工程でやっているお店は大変珍しいそうで、そのためアフターケアまでできる点がいとやさんの強みだと仰っていました。コロナ禍で仕事が半減してしまいましたが、その間に商品開発を行うなど、ピンチをチャンスに変えていったようです。近年では「三国提灯プロジェクト」を立ち上げ、三国祭の時に昔のように玄関先に提灯を下げてもらえるよう活動を行っています。海外からの発注もあるそうで、フランスのデザイナーからの依頼で蝶々の繭をイメージした提灯を製作しました。小島さんはもともと提灯職人になるつもりはありませんでしたが、父親の忙しさを見て手伝うようになり、今に至るそうで、いくつかの実物や製作した提灯の写真を見せていただきました。それらはどれもすばらしく、努力もされたと思いますし才能も持ち合わせていたのだろうと感じました。生徒たちもいろいろな経験を通じて、好きなことや得意なこと、自分の才能と言える部分を見つけて将来に活かして欲しいと思います。

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2月6日(火)午後に2年生による新・三高地域魅力化プロジェクト「坂井市への課題解決提言発表会」を開催しました。4教室に分かれて25のグループが「総合的な探究の時間」で取り組んできた身近な地域(坂井市)の課題およびその解決策について、高校生ならでは視点で発表しました。
生徒たちは、発表を聞いて相互評価や自己評価を行うとともに、坂井市議会議員・坂井市役所職員・地域の方から的確な助言をいただき、自身の発表内容の振り返りを行い、身近な地域(坂井市)および探究の方法について深く学びました。
各教室の発表の中から優秀賞・奨励賞が選出され、2月27日(火)の全体発表会で優秀賞に選出された4グループが発表します。

優秀賞
教 室  組 班    発表テーマ
A教室  1組6班  若い世代を増加させるために
B教室  3組4班  三国祭の後継者不足
C教室  2組4班  三国サンセットビーチのごみ問題
D教室  1組7班  坂井市を歩きやすく!

奨励賞
教 室  組 班    発表テーマ
A教室  4組2班  三国高校の志願者数の増加を目指して
B教室  1組1班  坂井市のお土産に愛着をもってもらうには
C教室  1組2班  三国サンセットビーチの海ごみを減らそう
D教室  1組4班  通学路に街灯が少ない~光の大切さ~

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「三国のイマを盛り上げる」の第4弾は三国運動公園近くにあるポルタの喫茶室の木部愛莉さんをお迎えして、お店の経営と三国を盛り上げる点を結びつけてお話しいただきました。27歳のときにご夫婦で開業し、20軒もカフェがあるカフェ激戦区の三国で、7:30からモーニングを楽しめるお店として営業されています。食を提供する上でこだわっている部分も多く、自分たちが心からおいしいと思うものだけを提供し、食材は生産者のこともよく知ることにしているようで、そのことが町のことを知ることに繋がっているそうです。また、喫茶店の仕事として「空間と時間の提供」を大事にしておられ、お店の雰囲気作りに気を遣い、静かにゆっくりと時間を過ごしてもらえるよう話し方から使う家具、メニューに至るまで工夫をしているとのことでした。自分たちのお店が「三国を盛り上げる」パーツとなり、三国に来る人たちが三国を好きになるきっかけ作りができればと思っていらっしゃるようです。そのほか、お店の名前の由来や、木部さんのこれまでのキャリアについてなど興味深いお話をたくさんしていただき、お仕事に対する強い思いや三国に対する愛を強く感じた講演でした。

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1/29(月)、2年生の理系選択者53名が三国港市場を訪問しました。
環境資源探究の授業では、これまで「エネルギー」「農業」の観点から坂井市三国町の環境資源について学習してきました。それぞれの観点から、課題を発見し、その解決策や技術発展について探究しました。3学期は「水産資源」に着目し、授業を展開しています。
本授業では、三国港市場の職員の方々にセリ場や船着き場、カニの仕分け場などの作業場を案内して頂きました。市場の組織や社会的役割、三国港の水産資源についての説明もして下さり、熱心にメモを取る生徒の姿が見られました。カニの仕分け場では、最高級ブランド「極」サイズのカニも見せてもらうことができ、生徒の感動している様子が伺えました。
今後は本授業で得た知見を活かして日本の水産について課題を考え、その解決策について探究していく予定です。

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「三国のイマを盛り上げる」の第2弾は三国祭保存振興会青年部会から木谷さん、北野さんをお迎えし、「山車作り」の面白さや大変さについて熱く語っていただきました。お二人は三国祭保存振興会から出す山車の武者人形を作る主要なメンバーで、毎年祭が終わるとすぐ、次の年に作るものを決め、7月には製作をスタートするそうです。ゆったりとではありますが、週に2日集まりながらほぼ1年かけて完成させると仰っていましいた。年によっては、他地区から製作の依頼が来ることもあり、3基作る年もあるそうです。後継者不足という問題もあるようですが、青年部会に入って活動することで身近に三国祭が好きな人がいることが分かり、祭後の達成感や団結力を感じるそうです。講演終了後、持ってきてくださった武者人形の顔の部分に興味を持って眺めたり、熱心に質問をする生徒もいました。今日の講演を聞いた生徒たちの中から数年後に木谷さんや北野さんと一緒に活動している人がいることを期待しています。
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3学期の2年文化資源探究の授業では、「三国のイマを盛り上げる」をテーマに、様々な分野で三国を盛り上げている地域の方をお呼びして、質問を投げかけ、お話をお聞きする授業を行っています。第1弾として1/19(金)は、三国町南本町にあるジェラート屋さんCARNAの山崎大和さんをお迎えし、お店や三国との関わりについて生徒の質問に答えていく形でお話ししていただきました。三国町内でご家族で農場を経営しており、自家製の牛乳や卵をジェラートの原材料に使用しているそうで、そこが他店との違いであり、こだわりにしていらっしゃるそうです。また、季節によって売り上げにかなり差があることや、「おいしい」といってくれることがやりがいになるなど、経営面での苦労や仕事のやりがいについてもお答えいただきました。最後に生徒たちへのメッセージとして、三国はやろうと思えばいろいろなことが実現できる土地柄であり、やりたいと思ったことにどんどんチャレンジしていって欲しいとエールを送ってくださいました。山崎さんからのプレゼントで、ジェラート(塩味)を生徒・教員にふるまってくださいました。大変おいしかったです。ありがとうございました。
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12月19日(火)の午後に、福井県教育総合研究所の大講義室にて「高校生探究フォーラム」が開催され、本校から2年生16名が参加いたしました。最初に、京都の堀川高校の校長をされていた荒瀬克己氏による講演があり、その後グループごとに各自の探究内容をポスターセッション形式で発表いたしました。本校生徒は総合的な探究の時間に行っている「坂井市への課題解決策提言」について、設定したテーマに関してその課題と解決策を他校の生徒や参観に来ていた大人の方たちに発表しました。知らない人たちに聞かれていることもあり、多少緊張気味ではありましたが、聴衆からの質問に真摯に答え、うまくコミュニケーションを取っていました。他校の生徒の探究内容を聞く機会を持つこともでき、内容もさることながら、発声や立ち振る舞いなど発表の仕方という点でも刺激を受けたと思います。今回の発表でさまざまな人からアドバイスや感想をいただきましたので、今後、探究内容をブラッシュアップしていくのに活かしていってほしいと思います。ちなみに、2年生の校内最終発表会は2月6日(火)に開かれ、市議会議員さんをお迎えして学年の全グループが発表をいたします。
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11月28日(火)、2年生の総合的な探究の時間にアズAS☆(あわら坂井ふるさと創造推進協議会)の方々が、地元の企業や地域について知ってもらおうと、「アズAS☆ × 地域(まち)の担い手づくりプログラム」を2年生を対象に実施してくださいました。地元の製造業、官公庁、建築業、福祉、学習塾、小売業など24社の方々が講師として集まってくださいました。
クラス毎に講師の職業当てクイズなどのアイスブレークをした後、各班に入っていただきました。インタビューを交えながら講師の方の業務やキャリアについてグループトークをしました。生徒たちはメモを取りながら熱心に話を聞き、質問をしていました。
その後、班ごとに聞き取った内容を模造紙にまとめて発表しました。普段何気なく使っているもの、利用しているものが地元で作り上げられたり、届けられたりしているということを改めて感じ、地元にも様々な素晴らしい職業があることを確認できた時間でした。尚、この授業について11月29日付けの福井新聞で取りあげていただき、写真入りで紹介されております。

11/24(金)の2年文化資源探究にナレーターの岡田健志さんをお迎えして、今回は「声とことばの芸術」というテーマで講演を聞かせていただきました。岡田さんも前回のヒナタカコさんと同じく三国町出身で三国高校卒業生で、今はCM、TV番組のナレーター、コンサートの司会など「声」をいかして多岐に渡るお仕事をされています。ご自身のこれまでのキャリア経験での成功・挫折から、たくさんの夢ややりたいことといった「夢の種」を今のうちにたくさん見つけておくとよいと教えてくださいました。その種を大事にして、ささいなことでもいいので挑戦し、豊かな人生に繋げていって欲しいと生徒たちにエールを送りました。
文化資源探究という授業でしたが、キャリア教育的な内容も満載で、大変充実した講演でした。生徒たちはこの先の人生を考えていく上でも大変有益な情報を得られただけでなく、岡田さんの大きな期待も受け取ったのではないかと思います。

 

【地域探究の授業はJKA(競輪)の補助を受けて実施しております】