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鳥の心臓を解剖

 1年生の理科(生物基礎)の授業で、授業担当の田邉教諭が遠隔通信システムを活用した授業を行いました。
 授業の内容は、鳥の心臓の解剖。実験室に設置されたモニターでは、教育総合研究所のサイエンスラボに所属する先生が解剖の仕方をリアルタイムで説明。生徒は、田邉教諭とモニターの先生の指示を聞き、画面に映される心臓の画像を見ながら、一人一つずつ配られた鳥の心臓をはさみや竹串を使って切り開き、心房や心室、弁の様子などを観察しました。
 ICT活用とリアルな体験の両方を実現する授業でした。今後も、各教科で授業の工夫を進めます。

教員による研究協議会も実施

 令和2年2月4日(火)~6日(木)は、授業公開期間でした。
 校内の教員が互いの授業を見合い各クラスの生徒の様子を把握するほか、意見交換を通して互いの教材観を共有したり指導技術を高めたりする機会としました。
 また、校外の先生方や保護者の皆様にも来校いただき、授業を参観していただきました。授業を参観していただいた方には、「感想シート」提出いただきました。今後の授業改善のため、各教員が参考にさせていただきます。
 2月5日(水)には、金沢大学大学院の松田淑子教授をお招きし、研究協議会を行いました。当日行われた2年生の「現代文B」「日本史B」「コミュニケーション英語Ⅱ」の授業を振り返りながら、各教科における探究的な学びの導入について話し合いました。
 三国高校では、今後も、これからの時代の授業づくりを探究していきます。

 令和2年2月4日(火)に坂井市高校生議会「SAKAI 住む CITY ~地方創生ハイスクールシミュレーション~」が行われました。

 1月22日(水)に本校で行われた「坂井市議会塾」で選ばれた4グループ(計24名)が、坂井市議会で以下の内容を提案しました。
 <Aグループ> 漁業に興味を持つ人を増やそう ~人手不足の解決に向けて~
 <Bグループ> 高校生観光案内所 in Mikuni
 <Cグループ> 空き家問題の解決策 ~民泊の提案~
 <Dグループ> 三国旋風を巻き起こせ with ゆるキャラ    

 どのグループも具体的な提案で、議員からの質問にもしっかり答えていました。中には、実際に実現しそうな提案も!?
 高校生の着眼点や発想が、地域を変えるきっかけになることを期待しています。三国高校では、今後も地域を幸せにするための探究活動を行っていきます。

1年生「探究」の時間に実施

 令和2年1月30日(木)、末吉里花さん(一般社団法人エシカル協会代表理事)をお招きし、6・7限目に1年生対象の講演をしていただきました。

  「エシカル」とは、「倫理的な」という意味で、人や社会、地球環境、地域に思いやりのある行動をしようというものです。私たちが利用しているモノの背景には、貧困や人権侵害、気候変動などの問題が潜んでいることを知ったうえで、それらの問題を解決するためにはどうすればよいかを考えて行動することが大切です。

 末吉さんは、世界や日本の各地で実際にどのような取組がされているかを、具体的に話してくださいました。大学や高校でも、学生や生徒による様々な活動が行われており、三国高校の生徒にも何かできるのではないかというヒントをいただきました。

 エシカル協会の皆様には、今後も本校の取組にご支援をいただきたいと思います

 令和2年1月22日(水)の6・7限目に、坂井市議会から26名の議員の皆様に来校いただきました。各クラスでは6名の議員さんをお迎えした後、生徒はグループ別に、らっきょうや酒まんじゅうなどの名産に着目した三国のPR、サンセットビーチのゴミ拾いをスポーツイベント化するプラン、町内を自転車で回る観光プランなど、これまでに取り組んだ課題研究のまとめを発表しました。
 グループ発表の後、議員の方から様々な質問やアドバイスをいただきました。生徒は、今後、課題研究のまとめとして、各自でレポートを作成します。
 坂井市議会の皆様、本日はたいへんお世話になりました。来年度も、本校の探究学習の推進のために、関係の皆様のご協力をお願いします。

 この表彰は、キャリア教育の充実発展に尽力し、顕著な功績が認められた教育委員会、学校及びPTA団体等に対して、その功績をたたえ、文部科学大臣が表彰することにより、キャリア教育の充実を促進することを目的とするものです。
 表彰式は、令和2年1月15日(水曜日)10時30分から、国立オリンピック記念青少年総合センター国際交流棟国際会議室にて行われ、本校上山校長が出席しました。
 主な本校のキャリア教育への取組は、①地域課題探究の取組、②坂井市議会への提言、③職業探求講座、④インターンシップ等です。
 本校は、今後とも、坂井市、UDCS(アーバンデザインセンター坂井)、アズAS☆(あわら坂井創造推進協議会)、三国観光協会、東京大学、東京都市大学など地域の団体や企業、大学の協力を得ながら、地域の課題について考え、地域文化の継承・発展と地域の活性化に資する課題探究活動の実践など地域に根ざした教育プログラムを立ち上げ、地域から求められ選ばれる魅力的な高校を目指して参ります。

心新たに2020年をスタート

 三国高校の2020年は、1月8日(水)の3学期始業式で始まりました。

 始業式では、上山校長が「一年の計は元旦にあり」という言葉について話をしました。
 中国の明代に憑慶京という学者によって著された書物「月令広義」の中にある「一日の計は晨にあり、一年の計は春にあり」という文が、「一年の計は元旦にあり」の由来であるという説があります。
 その文のあとには、「一生の計は勤にあり、一家の計は身にあり」という文が続き、真面目に努力することや健康に留意することの大切さが述べられているということです。

  「一月往ぬる、二月逃げる、三月去る」という言葉も紹介されました。3学期は、1,2学期よりも短く、あっという間に過ぎてしまうもの。元旦に立てた目標を忘れずに、充実した時間の過ごし方をしてほしいと訴えました。

 最後に、各学年へのメッセージが伝えられました。特に3年生は、高校生活最後の学期となります。すでに進路決定を終えた生徒や、センター試験などこれからチャレンジに向かう生徒など様々ですが、同じ学校で3年間学んだもの同士で支え合いながら、一人ひとりが進路志望を実現してほしいという思いが伝えられました。

 12月28日(土)から、学校は年末年始の休業に入ります。
 年末といえば年越しそば。12月27日(金)の午後3時過ぎから、調理部が作ったそば約150食が、校内で部活動などを行っていた生徒にふるまわれました。
 今年、いろいろ頑張った三国高校生。来年も新しいことにチャレンジして、もっといいことがたくさんありますように!
 皆様も、素敵な新年をお迎えください。

 1年生は、三国町の地域課題の一つに挙げられる空き家を活用して町の活性化を図ろうという探究学習に取り組んできました。
 12月26日(木)に、実際に4軒の空き家をお借りして、クラスごとに計画したプランを実行しました。

<1組> 和カフェひみつの家
 三国の写真を卓上や壁などに展示し、三国の町並みや自然などの温かみを感じてもらいます。
<2組> しおかぜ写真展
  ビーチの砂、貝殻や花などを詰めたビンで室内を装飾。あわせて、町内で撮影した写真を鑑賞してもらいます。
<3組> みんなで健康になろうよ Let’s dance!
 1階では、動画を見ながら体を動かし、運動不足解消。2階のカフェスペースではおやつと飲み物でひと休み。
<4組> Mikuni tourists’ office and café
  パンダ焼きやジュースでくつろぎながら、三高生が考えた町内観光プランのプレゼンテーションを聞いてもらいます。

 地域の方も来場してくださり、昔の家や町並みの特徴などについて、お話を聞くこともできました。ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。
 1年生は、3学期にこれまでの取り組みを振り返りレポートにまとめるとともに、2年次の課題研究に向けた取り組みをスタートさせる予定です。今後とも地域の皆様にはご協力をよろしくお願いします。

 12月23日(月)は2学期最終日。 終業式の訓話で、上山校長が3つのことを話しました。

 1つ目は、エッセル坂花植え替えボランティアに対して感謝状をいただいたことについて、「三国高校の協力のおかげで20年間続けられた」と言っていただいたことが紹介され、地域に貢献する学校をさらに目指したいという思いが述べられました。

 2つ目は、各学年に対するメッセージ。1年生には12月26日(木)開催予定の「空き家プロジェクト」をがんばってほしいこと、2年生には修学旅行で訪れた首里城が焼失したことに関する思い、3年生には進路決定について。特に、3年生に対しては、進路決定がゴールなのではなく、卒業後の自分に何ができるかが大切なのだということを踏まえ、目標を持って自ら考え自ら行動できる人になってほしいと訴えました。

 3つ目は、12月26日に起こるとされている日食について。生徒に写真を見せながら、どんなふうに太陽が欠けるのか想像し、なぜそうなるのかを考えてほしいと伝えました。最後に、1分間、新年の目標を考える時間が設けられました。

 終業式に続く伝達表彰式では、部活動や各種コンクール等の入賞等が紹介されました。2学期も、三国高校の生徒は様々な活動に積極的に参加し、素晴らしい功績を収めました。 教務部、進路指導部、生徒指導部の各主任からも注意事項、連絡事項等が伝えられました。

 令和元年もあと少しで終わりです。令和2年のスタートを迎える前に今年をしっかり振り返り、新年の目標を立ててほしいと思います。